■あらすじ
自らの血液を操り武器とする能力『罪の枝』。
その能力を持った囚人は『デッドマン』と呼ばれ、興行という名の殺し合い『死肉祭(カーニバル・コープス)』に参加させられる。
丸太は『赤い男』から罪の枝の能力を与えられ、そして玉木の謀略によりDWに送り込まれたのであった。
真実を知った丸太は怒り狂うが、すべては後の祭り。抵抗もできないまま淡々とカーニバル・コープスは開幕される。
丸太の初戦の相手はG棟の前で出会った男、コードネーム『クロウ』こと千地清正。
クロウの能力は鎌のような近距離武器であるのに対し、丸太は血を弾丸のように撃ち出すことのできる遠距離攻撃。
相手との距離を取ってがむしゃらに攻撃し続ける丸太だったが、それには血液を大量に消費するという大きなリスクがあった。
貧血状態に陥り朦朧とした意識の中、クロウの攻撃を浴び続ける丸太の脳裏に浮かぶ過去の記憶。
そこには地面に倒れ痛みに苦しむ幼い頃の自分と、それを見下ろすシロの姿があった。