■あらすじ
燐は再度出現したグールを退け皆のいる部屋へ急ぎ戻ると、そこにはグールを召喚した張本人である『イゴール・ネイガウス』の姿が。
張り詰めた空気が支配する中、突如天井や床からメフィストをはじめとする講師陣が現れる。
実はこの強化合宿は祓魔師候補生試験を兼ねており、塾生たちの行動はすべて講師たちに監視されていたのであった。
ネイガウスのグール召喚も、実戦下においての試験生の協調性を見るもので命の危険はないはずだが、雪男は試験の域を逸脱しているとネイガウスを問い詰める。
彼はメフィストから「殺すつもりでやって欲しい」との命令があったと言うが、雪男はその事に納得できないでいた。
後日、雪男はしえみの進路相談のために祓魔屋を訪れる。
しえみは塾の皆とは違い本気で祓魔師を目指しているわけではないと伏し目がちに語る。
そんな彼女の姿をみた雪男は、自分が祓魔師になったばかりの頃の思い出話を始めた。
■他人の痛みには耐えられないネイガウスは青い夜ですべてを失い悪魔を目の仇にしていますが、そんな彼が悪魔を操る手騎士であることがなんとも皮肉なものですね。
燐は自分のために仲間たちを傷つけてしまったことを悔いて、ネイガウスの凶行を身体を張って止めようとします。
ネイガウスは一時撤退するものの、しえみが見た彼の表情はどんなものだったのか?今のところ彼女にしかわかりません……割と好感のもてるキャラなので再登場してくれると嬉しいですね。
そして、どうやら虚無界にも携帯の基地局があるらしい。

『第9話:おもひで』を読み解くキーワード
父上 しえみの決意 かなわないな