■あらすじ
妖怪の血が奪われる事件を名取と共に追っていた貴志は、祓い屋一門・頭首である的場静司の元に辿り着くが、的場の式に襲われ捕らわれてしまう。
「私は人を守るために強い妖怪を欲している」妖怪の血を集めているのは力の強い妖怪の封印を解くために必要だと話す的場。
しかし、そのために他人が傷つくことも厭わないやり方に、貴志は自分とも名取とも違う種類の人間がいることを知る。

隙をみて逃げ出した貴志は封印を解く前に何とかしようと、その妖怪の気配を頼りに森の奥へ走り出す。
その先で出会った不気味な女。
貴志はその女から発せられる悪意と同じものを一度どこかで経験していた……
■向こう側の人間妖怪が見える、意思を交わすことができるという共通の能力がありながらも、力の使い道が異なる人間との出会い。
的場のように妖怪を徹底的に道具として使役するのか、それともあの女ように妖怪に肩入れするのか、
それぞれの主張に正解も間違いもないのでしょうね。
貴志は今のところはバランス型?
『第7話:祓い屋』を読み解くキーワード
裏目の名取 モノのように ハッスルした動き