■あらすじ
田沼にとりついた妖怪は、ニャンコ先生の力をもってしても追い払うことが出来ないほど強い意思を持っていた。
このままでは田沼の身体に何が起こるわからないため、仕方なく鏡の欠片探しを手伝う貴志たち。
夜になり、田沼の家に泊まることになった貴志はあの妖怪の過去を夢に見る。
彼女が鏡に執着する理由、それは病に侵され、今は行方すらもわからぬ“友”を救うため。

友を想う優しい心があるのなら、今の自分の気持ちがわかるはずだと田沼の解放を望む貴志。
それでも目的を果たしたい彼女はただ
「すまない」と力なくつぶやく。
■空気読め何も言わず姿を消した友を探し続ける生天目妖怪。
顔の紋様から彼も同族かと思われますが、生天目妖怪は相手に友情を超える愛情を持っていたのは明白ですね。
鏡を手にすることはできても、彼女に待ち受ける未来は恐らく幸福なものではないでしょう。
しかし、それを覚悟の上で友を探し続ける彼女の姿に涙…
今回の事件で田沼との距離がグッと縮まりましたね。
お願いだから次はタキと仲良くしてあげて。
『第11話:映すもの』を読み解くキーワード
返して栗 マクラノカガミ 恐れぬこと