【寄生獣 セイの格率】
ヒロインとしてパッとしない里美だけども、
「いつも追いつこうとしてた~」からのセリフを聞くと
ちゃんと見守り系ヒロインとして成立していたんだなと改めて思う。
最強ヒロイン・加奈が生きていれば状況はまったく違っていただろうが。
アニメの最大の見せ場である動きについては
クオリティの差が激しかったり、舞台設定が雑な点など
挙げればキリがないが名作がアニメ化したことは素直に喜ばしい。
乱発されては困るけど他の作品も是非とも見てみたいものだ。
【神様はじめました◎】
霧仁サイドのお話が終了して何が来るかと思えばまさかの過去話。
結婚に対するネガティブイメージを植えつけた原因が酷すぎるのに
それをサラリと流したのであまりダメージを受けずに済んだ。
巴衛が干渉したことで少しだけ奈々生にも変化が見えたけど
過去を変えるほどの影響力はないのは悲しいね。
さすが大地監督が作るだけあって締め方が素晴らしい。
まだまだ残されたエピソードは多いから三期来たら嬉しいな。
【東京喰種√A】
……???
視聴者に解釈を委ねる作品は数あれど、
ここまでの丸投げもそうそうお目にかかれないぞ。
様々な伏線を用意しておいて、何一つ結末を見せないとか逆にすごいわ。
もちろん、三期を想定しておいての作り方ならアリなのかもしれないが
圧倒的に原作ストックが足りてないし。
オリジナル展開ならなおさら結末をしっかり作るべき。
この作品をもってしてもヤンジャンアニメのジンクスを覆すことはできなかったか……
【アルドノア・ゼロ】
スレインは絶望的と思われたアセイラムが目覚めた時点で
もう取り返しがつかない所まで来ていたから、
すべてが暴露されてしまえば自爆コースも無理ないな。
しかしそうは問屋が卸さないとばかりに因縁の二人が
唐突に一騎打ちを始める少年漫画展開にはちょっと困った。
なんやかんやでトントン拍子で和平が進み最終回っぽく終わってしまった。
まあ、地球側にも火星側にも深すぎる禍根があるため
ちょっとした火種で炎上するのは目に見えてるけど。
作品を通して言えるのはトップの気まぐれで
右往左往させられる下の人間はたまったもんじゃないということかな。
【夜ノヤッターマン】
ガリナ&アルエットが真のヤッターマンになると決意してからの
流れが熱過ぎて、さんざん待たされた甲斐があったというもの。
作画が間に合わずにツギハギが目立ってしまったのは残念だけど
すべて勢いで何とかしてしまった力技も悪くない。
正直なところ中盤は蛇足が多かったので
ペース配分をうまくやってくれれば名作になれたのかも。
それでもなかなか楽しませてもらいました。