■あらすじ
作業場での事故、丸太はそこで不幸な死を遂げる……そういう筋書きだったはずが、丸太に隠された能力により計画は失敗。
丸太の偽装死を依頼した玉木の「失敗が成功になる」。
その言葉に看守長のマキナは、玉木の裏に隠されている思惑を疑い始めていた。
傷を負った丸太は医務室で治療を受けるが、そこでマキナにより粛清された鷹見羊と再会する。
入所したてで右も左も分からない丸太は、羊よりDWで生きていくために必要な通貨『カスト』と、首錠から注入されている毒に対する解毒剤『キャンディ』のことを教わる。
そして何よりも重要なのは「ルールを厳守する」ことであると。
その時、所内に『ドッグレースショー』エントリー受付のアナウンスが流れる。
空腹の上、手持ちのカストも無く、支給されたはずのキャンディも紛失……そんな状況にあってカストを入手できるまたとないチャンス。
丸太はシロと共にレースにエントリーすることに。
しかし、このドッグレースショーが命を賭けた過酷な生存競争であることを丸太はまだ知らなかった……
■立ち止まれば「死」、戻れる道などありはしない今回でDWのシステムについての説明がありましたが、これって死刑囚以外の受刑者には過酷過ぎないか?
カストがなければ満足に食事もできず(か、どうかは今のところ不明です)、かといってショーに参加して失敗すれば即死……死刑でもないのに殺されてしまう。
今回のレースに限って言えば、最終的に生き残るのは一人だけなので参加するリスクが高すぎです。
にもかかわらずあの参加者の数……言葉通りの「命知らず」たち。
でも、玉木による危険レベルの引き上げがあったから、本来は怪我程度で済むものだったのかな?
そうだとすれば今回の参加者たちは不運としか言い様がないですね…
『第2話:解毒剤(キャンディ)』を読み解くキーワード
ルール 風雲たけし城 あんぱん