■あらすじ
『ブルーローズ』ことカリーナ・ライルには歌手になるという夢がある。
その夢を叶えるために「歌手デビューをさせる」という条件の下、今の会社で仕方なくヒーローとして活動しているという事情があった。
だが、会社には『ブルーローズ』としての自分が必要とされており、そのことからヒーロー活動に今ひとつ身が入らないカリーナ。
その姿を見かねた虎徹が「生半可な気持ちでヒーローをするな」と一括するが、カリーナーは「好きでヒーローなんかやっているわけじゃない」と不満を口にする。
誰にも認められず、命を張り、プライベートまでも犠牲にしている現状に我慢できないカリーナはついに「ヒーローを辞める」と言い出す。
その夜、カリーナはバーで歌っていた。
その場に現れた虎徹は彼女に「なぜ歌っているのか?」と聞くが、カリーナは即座に「好きだから」と答える。
虎徹は笑いながら「同じだ」と自分がヒーローをやっている理由が、何のしがらみも無いシンプルなものであることを明かす。
それを聞いたカリーナは複雑な表情をみせながらその場を去った。
あくる日、カリーナの携帯にいつも通っているバーから急遽、代理でステージに立って欲しいとの依頼が入る。だが、同じタイミングで会社からの着信が。
ヒーロー『ブルーローズ』と歌手『カリーナ・ライル』、彼女の選択は……?
■イヤよイヤよも好きのうち?今回は現役女子高生カリーナのお話。
見た目はギャルっぽいけど実は真面目な娘、バーで飲むのはミネラルウォーター。
「ペプシじゃないのかよ!」と野暮なツッコミは置いといて…
「ヒーローなんて二の次」と言っていたカリーナ。
誰にも譲れないヒーローとしてのプライドを持っている虎徹だからこそ、彼女の心を揺さぶったのかもしれません。
ヒーロー業にかかわらず長く続けられるコツは「無理せず楽しむこと」ですね。
『第4話:Fear is often greater than the danger.』を読み解くキーワード
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